塗装が乾燥するまでの注意ポイント


こんにちは😊


塗料は指触乾燥→半硬化乾燥→硬化乾燥→完全乾燥4つ

プロセスを経ることで完全に乾燥します。

それぞれのプロセスについてお話します♪



指触乾燥

指触乾燥は、塗装後1~2時間程度経過し

指で軽く触っても塗料が指につかない指先で押してもベタつかない状態の初期段階の乾燥状態のことを指します。



硬化乾燥

硬化乾燥は、塗装後1週間程度経過し、塗面の中央を指で押して

も跡や凹みが付かない状態のことを指します。



半硬化乾燥

半硬化乾燥は、塗装後数時間~1日経過し、塗装表面を指先で

擦っても塗面にすり跡が付かない状態のことを指します。



完全乾燥

完全乾燥は塗装後2週間以上経過し、塗装内部が完全に乾燥した

状態のことを指します。


あまり知られていませんが、外壁塗装の乾燥は

実は4段階あります😊


指触乾燥:軽く触っても指が汚れない状態(塗装後1~2時間)


半硬化乾燥:軽くこすっても塗装表面に跡がつかない状態(塗装後4時間~1日)


硬化乾燥:指で押しても塗装表面に指紋がつかない状態(塗装後1週間程度)


完全乾燥:塗装内部も完全に乾燥した状態(塗装後2週間以上)

半硬化乾燥まで乾燥が進めば重ね塗りはできます❕❕

外壁塗装の乾燥時間がおおよそ3〜4時間と言われるのは、

この「半硬化乾燥」を指しています。

塗装から2週間以上経過するまでは触らないようにしましょう👷‍♂️



塗料と“乾燥の関係性について!


塗料にはさまざまな性能(耐候性、遮熱性、防水性、防汚性など)

が備わっているのが主流となりました。

塗った瞬間にその性能が発揮されるかというとそうではないのです。

実は塗料の性能は、塗料を塗った後、塗料の中の溶剤や水が乾燥することに

より塗膜(塗料が固まってできた膜)となり、建物を保護します😊



塗料が乾燥するまでのメカニズム


塗料には大きく分けて水性塗料と溶剤塗料があります!!


水性塗料は水と樹脂(塗膜を形づくる主体となる原料)と顔料

(塗膜に色を着ける)と呼ばれるものからできており、溶剤塗料の場合は

有機溶剤(塗料にするまでの溶媒)が水の代わりとなり、そしてその塗料中の溶媒(水や有機溶剤)が蒸発し、乾燥硬化していきます。



外気温が低くなれば、その分乾燥速度も遅くなります。ですから

夏場は乾燥が比較的早く、冬場は遅くなります。

梅雨の時期も冬場と同じく湿度が高いため、乾燥速度が遅くなります🙌



冬場は気温が低すぎると外壁塗装そのものが行えませんし(5℃以下は施工ができない目安※)、梅雨時期は雨が降ったり、湿度が高すぎたりするとこちらも外壁塗装が行なえません(85%以上が目安※)。

その分工期が伸びてしまうことも多々あります。


塗料の乾燥時間は、塗料の種類によっても変わってきます。

大きく注意すべき点は2点あります。

まず一般的に、水性塗料より溶剤塗料の方が乾燥が早いです。

理由としては、水性塗料は水分が蒸発することによって塗膜をつくるため

低温だと溶剤塗料以上に極度に乾燥が遅れることがあるからです。



弾性塗料の場合、乾燥により時間がかかる場合が多いです。

そもそも弾性塗料はどのようなものかというと、弾力性のある塗膜で外壁の

ひび割れにも切れにくくするために使用されることが主なので、

塗膜に厚みをもたせることが必要です。

内部まで完全乾燥するのに時間がかかるのです。



外壁の塗装が完了した後気になって確認してしまう人も

多いのではないでしょうか(・・?


小さいお子様がいるご家庭ですと興味本位で触ってしまう事が

良くあります😥外見では乾いているように見えても内部は

まだ乾燥してない場合があります❕


内部が完全に乾燥していない状態で触れてしまうと塗料の

接地面がずれて剥がれたり、表面にしわが出来たりといった

不具合が起こってしまいます。完全乾燥する前には触らないようにしましょう。


乾燥の速さで塗料を選ぶなら水性塗料よりも

溶剤塗料をお勧めします。


乾燥時間をしっかり守らないと乾燥不足が原因で

ヒビ割れ・剥がれ・付着不良などの初期不良が発生します。


不具合やトラブルを防ぎ塗装を長持ちさせるためにも

「塗料の乾燥」についても注意を払い、しっかり確認して

おきましょう。

 

塗料が完全に乾燥するまでに注意すること


乾燥するまでむやみに触らない


完全乾燥していない外壁をむやみに触るのはやめましょう。

指触乾燥といって指の腹が塗膜にかるく触れたとき、指に塗料が付着しない

状態があります。

これは一見乾いていそうに見えて、内部は乾燥が終わっていない状態です

ので、強く触ってしまうと剥がれてしまいます。


女性であればマニキュアに例えるとわかりやすいかもしれません。

爪に塗って、5分程立てば表面は乾燥したように見えますが、どこかにぶつけてしまうとグニャッと汚くなってしまうことがあります。



モノを立て掛けない


弾性塗料を使用する際に主に起きるケースですが、ビニール傘のビニールの

部分には傘の柔らかさを保つための「可塑剤」と呼ばれるものが入っており

その「可塑剤」が水性弾性塗料の柔らかい塗膜に移行して入り込み

樹脂と樹脂を一体化したことが原因でくっついてしまい

結果的に塗膜が剥がれてしまうのです。

ビニール傘の他に、自転車のグリップ部分などのゴム状で柔らかいものは

同様の現象が起きる可能性があります。



完全乾燥までの目安は約2週間ほど必要


完全乾燥までの目安は春秋で約2週間です!!


目安は約2週間、その間は注意する必要があるのです。

もっと注意すべき点が知りたいという方は、この塗料に特化して

施工後の注意点は何かあるか、施工業者に質問しておくことを

お勧めいたします👷‍♂️




塗装の流れとして、乾燥時間が必要となるタイミングは主に、高圧洗浄後

下塗り後、上塗り1回目後、2回目後の計4回です😎

(使用する塗料によって、下塗りが2回必要な場合や上塗りが3回必要な場合があります)

このタイミングのときに、使用する塗料パンフレットに載っている乾燥時間の相違がないか確認しておきましょう。



外壁塗装の乾燥時間が変わる要因💡


★塗装方法による違い


外壁の塗装方法には、通常のローラーを使用する場合と、マスチックローラーを使用する場合の2パターンがあります。マスチックローラーとは、外壁を厚塗りする際に使用するスポンジ状のローラーのことです。

 

マスチックローラーを使用した場合は塗膜が厚くなるため、通常よりも乾燥時間が長くなります。つまり、塗膜の厚さが乾燥時間の長短に関係するということです。

 

★塗料による違い


・シーラー系 2~3時間

・フィラー系 4~6時間

・防水系 約16時間

 上塗りに使用する塗料は主に「水性」と「油性」の2種類があり、一般的に水性よりも油性の方が早く乾燥します。水性塗料は水分が蒸発することにより塗膜を形成するため、気温が低いと大幅に乾燥が遅れるからです。



★季節による違い


乾燥が遅れる主な要因は、気温が低い・湿度が高いという2点です。外気温が5~10度の場合は乾燥するのに8時間以上かかりますが、30度だと2時間程度で済むこともあります。

 

夏の晴天日が最も乾燥に適しており、冬の雨天日は不向きとなります。気温が低い冬場は乾燥に時間がかかるため、半日~1日程度は見ておきましょう。

 

★その他の原因での違い


雨が降った日やジメジメした気候では湿度が高くなるため

塗料が乾きにくくなります。

乾燥時間が遅れるだけでなく

塗膜の剥がれや膨れが生じる可能性もあります。

 

分からないこと、不安なことは遠慮なくお申し付けくださいね😎


塗装工事・外壁塗装等のご相談等ありましたらお気軽に

お問い合わせくださいね💌

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