塗装に向いていない外壁・屋根

塗装には向いていない外壁や屋根がある事をご存じでしたか❔

今回は塗装に向いていない外壁・屋根をご紹介します♪


【屋根】


✔和瓦(日本瓦)

日本瓦には、いぶし瓦・無釉瓦・陶器瓦等があります。

塗装の必要が無い為、基本的にはメンテナンスはいりません。

衝撃による割れには注意が必要なのと

漆喰はメンテナンスが必要です。

さらに、瓦の下に防水シートを施工している場合は

メンテナンスが必要になります。


✔パミール屋根

「パミール」は、1996年から2008年にニチハより製造された

スレート屋根材です。

施工後10年前後で不具合が見つかることの多い屋根です。

塗装しても2、3年後には屋根材そのものが剥がれてしまい

結局葺き替え工事が必要になってしまいます。



破損している屋根


破損している箇所が多い場合は塗装ができない屋根と言えます。


塗装できない理由は、以下の3つが起こりやすいからです。


★雨漏りする

★破損した屋根の欠片が落下する

★屋根の下地が傷んで腐食する


気になる事ありましたらお気軽にご質問等お待ちしております🙌



【外壁】


✔難付着サイディング

難付着サイディングとは、新築時にサイディングメーカーで何かしらのコーティングが施されているサイディングです。

光触媒・無機・フッ素等

汚れが付きにくいコーティングがされています。

塗装が出来ないわけではありませんが、塗料の密着が良くないため

塗装するにあたってそれでも塗装できる下塗り材が必要です。


✔ジョリパッド外壁

ジョリパット専用塗料での塗装が必要です。

塗装してはいけない外壁ではありませんが、専用の塗料でないと

失敗してしまいますので、ご注意ください。



外壁塗装しなくていい壁は?


ほとんどの外壁材で外壁塗装が必要ですが、外壁材によっては外壁塗装が

必要ない家はあります👷‍♂️

外壁塗装が必要ない素材は劣化しにくいというのも大きな特徴です!!


★タイル


外壁塗装によるメンテナンスが必要ない外壁材の一つがタイルです。

タイルは石や砂、粘土などを高温で焼き固めたもので、石や砂は自然界に存在する無機物なので雨や日差しに強いという特徴があります。


傷や汚れにも強く、天候による劣化が少ないことから基本的には塗装の必要がなく耐用年数は30年とも言われています👍


タイル自体は劣化の少ない素材だとしても、タイルを接着する素材や目地に

使われる材料はタイルと同じ強度を持ち合わせていません。

目地にモルタルやセメントを使っている時には目地の素材が水分を吸って

劣化していきます😥


タイルに塗装をすると10年ほどで塗装が劣化してしまい

かえって劣化を早めてしまうことになります⚠



★樹脂系サイディング


樹脂系サイディングも外壁塗装によるメンテナンスが必要ない外壁材です。

樹脂系サイディングとはプラスチックの一種である塩化ビニルで作られた

外壁材です。


耐用年数は10年以上と長いですが紫外線によってだんだんと弾力が無くなっていき割れやすくなるため、20年から30年が経過した頃にはメンテナンスが必要となります🙌



★レンガ



レンガは泥や粘土を高温で焼き固めたもので、

外壁塗装の必要がありません。

レンガの耐用年数は50年以上ともされていてタイルよりも長くもつのも

特徴です。

水を吸い込まないので水の膨張によって割れることがなく、温度の変化にも強いため外壁材が伸縮することもありません。



レンガもタイルと同様にレンガ自体は劣化が少なくても目地の素材は劣化していきます。目地にはモルタルが使用されることが多く、

ひびなどの劣化が起こる可能性があるのでメンテナンスが必要です。

レンガもタイルと同様に塗装をするとかえって耐用年数が

短くなってしまいます😥👍



★ガルバリウム鋼板

ガルバリウム鋼板は金属鋼板をアルミニウム、亜鉛、シリコンでメッキしたもので、金属サイディングと呼ばれることが多いです。

ガルバリウム鋼板はトタンや窯業系サイディングと比較すると耐用年数が

長く、10年ほどではひびなどの劣化を感じることはないでしょう。



金属の素材ではありますがトタンやアルミよりも錆びにくいという

特徴があります👍😊


ガルバリウム鋼板は軽い素材なため耐震性に優れ、屋根の重ね葺きや外壁の重ね張りに使用される事が多いです。耐用年数は長いとはいっても全くメンテナンスがいらないということではなく、

15年から20年で塗装するとよいでしょう👷‍♂️



外壁塗装をできるだけ

しなくていいようにするには?



★耐用年数の長い塗料を使用する


外壁塗装工事は費用面だけではなく業者の選定など手間がかかり、面倒だと感じる人も多いのではないでしょうか。では外壁塗装をできるだけしないようにするにはどうすればよいのか方法を紹介します。


塗装を長持ちさせるために耐用年数の長い塗料を使うとメンテナンスサイクルが伸び、メンテナンスの回数自体を少なくできます。


塗料は成分や機能によって耐用年数が大きく異なり、耐用年数が短い塗料は5年ほどなのに対して耐用年数が長い塗料は25年ほどと塗料の種類によって

20年もの差が生まれます。


シリコン塗料やフッ素塗料などの耐用年数の長い塗料は1回の工事の価格は高くなりますが、耐用年数はシリコン塗料は15年、フッ素塗料は20年と長めです。一アクリル塗装は5年、ウレタン塗料は10年と耐用年数が短く

1回の工事の金額は抑えられますがその分細かな

メンテナンスが必要となります。長い耐用年数であることを重視するなら

シリコン塗料やフッ素塗料といった塗料を使用するとよいでしょう👍



★外壁塗装が必要ない外壁材を使用するのも一つの方法です


上記にまとめていますので詳しく読んでいただけたら

嬉しいです😌



塗装だけではない外壁のリフォーム工事



★補修工事


小さなひびや塗装の剥がれ、目地の割れ、サビの発生は補修工事を行えばメンテナンスができ、足場も必要なく費用は少なくて済むでしょう。

小さな部分の補修となるため劣化の具合によってはしばらく様子を見たり

自分で少し補修するだけで対応が可能だったりする場合があります。




★外壁材の張り替えや重ね張り



施工から20年ほど経っている場合には外壁材の張り替えを検討してみるとよいでしょう。張り替えとは外壁を剥がして新たに外壁を張り直すリフォームです。張り替え工事は外壁を剥がすのが大変な工程である上に古い外壁を廃棄する作業が必要となり、費用が高くなりやすいです。

外壁を新しくすることで耐震性が上がったり、外壁を剥がすことで通常の

工事では確認の難しい下地を補修できたりと家をしっかりとメンテナンス

できるというメリットがあります😊



壁を剥がさずに古い外壁の上に新しい外壁を重ねて張るリフォーム工事

が重ね張りです。

古い外壁を剥がさない分工程が少なくなるため費用を安くでき

古い外壁の劣化が小さければ重ね張りでも十分にメンテナンスができるでしょう。



代表的な例をご紹介しましたが、ほかにも気を付けなくてはいけない屋根・壁はたくさんあります。


塗装に関しては皆様もご存知ないことが多いかと思いますので

塗装できるかどうかも含めてお気軽にご相談ください。💌


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